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作者の死 [国語教育]

物語の構造分析

物語の構造分析

  • 作者: ロラン・バルト
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 1979/11
  • メディア: 単行本


 ロラン・バルトは「作者の死」(『物語の構造分析』)の中で次のように述べています。

  今後テクストは、その内部のあらゆるレベルから作者が姿を消すように作られ、読まれ
 ることになる。
  テクストとは、一列に並んだ語から成り立ち、唯一のいわば神学的な意味(つまり、
 「作者=神」の《メッセージ》ということになろう)を出現させるものではない。
  読者の誕生は、「作者の死」によってあがなわなければならないのだ。

 高校一年の国語の授業で小説を扱うにあたりこのあたりを説明しておきたいと思うのですが、専門的すぎて高校生にはむずかしいだろうという懸念を抱いていました。
 そんなある日、京極夏彦が雑誌『R25』のインタビューで次のように答えている記事を見つけました。

  読者を文字の連なりに引き込む力があり、そこから読者が自分の物語を立ち上げること
 ができるのがいい小説なんです。だから小説家は文字の配列だけ考えていればいいんだと
 いうのが僕の考え方。作者と作品というのは切れてるべきだと思うんですよ。作者がいな
 けりゃ作品は生まれないけど、書きあがった段階で作品は読者のもの。

 これを紹介した後で小説の授業に入りたいと考えています。
 インタビューの全編はこちらをどうぞ。
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB000410/tpl/interview01_11/bkn/20050714/id/200507140201


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降龍十八章

いいお言葉ですね。感動しました。
by 降龍十八章 (2006-06-10 11:17) 

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